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task6

昨日の曇りは一転して、快晴の朝です。今日もできそう。疲れがたまっていた体調も慣れてきたのか不思議とスッキリ快調となってきました。

発表されたのはテイクオフ南に下がったところから、西に平野を突っ切り、Castelo手前まで戻ってくるテクニカルなタスクです。

 

 

きょうはスタートから全開で飛ばしました。2ndターンポイントまではリッジ上をとにかくかっ飛ばします。宮田、小幡を含む先頭集団は不確定な平野部を避け、テイクオフまで戻ります。まっすぐ平野部に出た扇沢、小林の集団も低くなったものの順調にあげ直しに成功しているのが見えます。

このままハイスピードで進むのか?しかし、そうは行きません・・・。今日も上空に張り出した高層雲で平野部は大きく日陰で覆われてしまいました。劇的に渋くなってしまったコンディションに、2つに分かれた集団はCastelo手前で再合流。今日もサバイバルレース開始となりました。

弱いサーマルから最初に離脱したのは、フランスのニビュークチーム、ジャンマルク、エアワン、若手べノア。低い高度でしたが、宮田もすかさず離脱追走します。何とか平野を越えますが、サーマルは弱くいつ降りてもおかしくはありません。宮田は今日もドングリ山塊へ勝負!低く突っ込みます。最初の丘で狙い通り弱いリフトにヒット!後続の集団もそそまま続きます。スイスのウルス、宮田だけが高く抜け、今日の勝負どころがやって来ました。ウルスは前方のジャンマルクへ合流しますが、宮田はさらに奥に入ったドングリ岩盤へ勝負!風させ吹いていれば一気にトップアウトできます。

高層雲はわずかにばらけてきていて、もう10分も我慢できれば、日射がでそう!垂直にそびえる岩盤に取り付きステイすれば・・・・。昨日まで吹いていた谷風は全く働いておらず、高度は下がるばかり・・・。勝負に外れランディング。いつも放心状態で他の選手を眺めているころ、雲の切れ間から日射が戻ってきました。

この日射で上げきった、ジャンマルク唯一が見事難関を突破し、ゴールを決めました。さすがです。宮田は攻めた上での結果に悔い無しです。トリッキーなコンディションには運も実力のうちなのです。

 

 

明日は最終日。悔いなく攻めます。

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task5

Task5

曇りの朝です。予報では低気圧が接近しているようで、天気は下り坂予報。とりあえずテイクオフへ上がりますが、雲底は低く、今にも雨が降りそうです。一度は順備しましたが、ぽつぽつ雨が降ってきたので慌ててグライダーパックです。ところがオーガナイザーは強気でした。午後には晴れてくるチャンスがあるとウェイティングを発表し待ちます。

 

 

午後になると、オーガナイザーの読みどおり13:30には青空が見えてきたのです!このワンチャンスを逃さないように、タスクコミッティはテイクオフとCasteloの町を往復する、45kmのアウトアンドリターンを発表。これしかないというタスクです。スタートは14:30から5分刻みの15:00までのクロックスタートによるエラップスタイムです。レースと違って最短タイムを出せばよく、遅くスタートしたほうが有利ですが、いつまでサーマルコンディションが続くのか!?どんどん高層雲が広がってくる状況に、早くスタートしたほうが良さそうです。

宮田は14:35の2回目でスタート!ファーストターンポイント周辺はすでにコンディションが激渋く、今日も我慢のフライトが必要。とにかく降りてしまっては終わりです。サバイバルレースとなりましたが、救いはやはり下層に入ってきていた南風でした。何とかリッジソアリングで進み、遂に難関のCastelo町もクリアー!時間は16:30を過ぎすでにサーマルは終了かと思われましたが、谷のどん詰まりにあるラストターンポイント前はアーベントリフトが弱く上がっており、ファイナルグライドへ突入!約7kmを必要滑空比9でグライドします。ファイナルグライドカリキュレータの余裕到達高度は100m。下層の谷風をケアーして、始めはスピードを出せません。しかし、谷の中は夕方特有のあだやかな上昇風滞になっていて、グライダーはすばらしいパフォーマンスを見せました。余裕到達高度は200mまで上昇。こうなると後はもてる最大スピードでゴールラインをカットするのみとなりました。

 

 

ランディングすると17:00を過ぎていました。完全に曇りなのに、こんな夕方まで続いたコンディションにCasteloのポテンシャルには本当に驚かされました。予想外に続くコンディションに遅くスタートした組は大成功。トップはイタリアの親友ダビデでした。イタリアツアーのガイドも引き受けてくれたパイロットです。

残り2日間。自分も決めるしかありません!

夜には2008PWCの総会が開かれ、来年のカレンダー決定やコミッティの選任が行われました。

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task4

今日も快晴の朝。今日もよさそうです。練習日から含めると連続6日間飛べていることになります。さすがCastelo!! 上空の北風は強い割りに、午後には海風の南風が進入してくる予報です。上空と下層の風向きが180度違う時は、サーマルが上がらず、荒れていることが多い経験があるだけに嫌な予感がします。テイクオフから22km南下し、そして25km西へ行った平野ゴールの48kmのレースが決まりました。

 

 

前半は上空の風を使い、一気に南へ下るハイスピードレースとなり、大きな差は生まれません。そして、今日もターンポイントをクリアーした後にやはり南風の強風が!勝負の分かれ目がやって来ました・・・。

宮田、ジミー、ウルバン、アリアスを含む集団は川を渡った丘のリーサイドで流れるサーマルを引っ掛け流します。やや風上にコースを取った集団はさらに奥の丘でリッジソアリングして凌ぎます。宮田集団のサーマルは立ち上がらず、ひたすら流し続け、小さな丘に逃げ込みます。地上風は今日も10m/s近く吹いており、丘の上でホバリングしながら少しでも高度を上げようと試みます。風上のリーサイドに突っ込みますが、あまりの強風でさすがのPWCパイロットも次々に撃沈・・。宮田も荒れた空域で大きくコラップス!そのまま丘の上に何とかランディング・・・・。まさにレベル3でした。

 

 
そんな中、ニビュークIcepeakXPにのるフランスの若手シモンはギリギリのグライダーコントロールで見事強風を切り抜けゴールへ消えていきました。手に汗握るフライトに降りてしまいましたが、見ていて感動しました。結局最初に奥に入った集団から6名がゴールメイク。昨日に引き続き不運もありましたが、完敗でした。総合は13位に後退。

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Task3

快晴の朝です。やっとCasteloらしくなってきました。昨日まで海岸沿いにあった低気圧は、大西洋へ抜けて、高気圧圏内に入ってきたようです。日差しも肌にジリジリ噛み付いてきます。気合を入れてテイクオフへ移動!

テイクオフまではシャトルバスで約50分。ダートロードをゴトゴトと揺られながら上がっていきますが、これが気持ち良く眠りを誘われいつも爆睡してしまいます。おかげでテイクオフに着いたときにはすっきりできます。

 

 

絶好のコンディションに75kmの大きなサーキットタスクが組まれました。上空の北風に乗って22km南下した後、下層の南風を使いジグザグに北上。最後はテイクオフへ回りこんで戻ってくることになります。

最初の22kmは南北に続くリッジを飛ばします。いつものPWCのハイスピードでガンガん突っ込みます。しかし、南端P27を取った後、平野部の下層は強い海風の進入で激渋コンディションに!!なだらかに続く丘のリーサイド(風下)に逃げ込み荒れたサーマルにしがみつきます。1周回すごとに大きく流されていくことを感じながら、サーマルが立ち上がるまでとにかく流し続けます。

 

 

何とか、ごまかし続け次のターンポイントを取った後、小さな丘に逃げ込みリッジソアリングでステイします。風はどんどん強くなり10m/sは越えています。さあどうする!?トップ集団の30機は狭い空域で固まりながら打開策を考えます。風上の丘を狙う者、隣の岡のリーサイドに突っ込む者、さらに風下へ流し続ける者。宮田は隣のリーサイドから上がるサーマルをひたすら待ち続けることに・・・。

しかし、正解は隣り岡のルーフサイド(風上)に入り町の上に空のサーマルに乗ることでした。扇沢さんを含む集団はそのワンチャンスを見逃しませんでした。見事にウルグーの大集団とトップアウト!山側のターンポイントを取ってCasteloへグライドを開始し始めました。

宮田も同じルートに突っ込みましたが、風はさらに強まり、あえなく撃沈・・。荒れ狂うローターの中何とかランディング。怪我しなくて良かった・・・。扇沢さんはこのサバイバルレースを見事に生き残り、6位でゴールを決めました。宮田42位でしたが、総合はまだ11位。

詳しい結果はこちらから。

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task2

今日も曇りの朝です。今日は厳しいかなと思いながらも大会本部に集合し、予定通りテイクオフへ移動となりました。途中、南風が強くテイクオフはフォローだったからでしょうか、途中の道で待機。今回大人数のイタリアチームとコーヒーをに見ながら待つことに。

しかし、イタリア人は陽気です。飛べそうに無いウェイティングすらも楽しんでいます。「人生は楽しまなくてはならない!」イタリアの友人がいつも口にする言葉ですが、うなずけます。

 

 

そうこうしている内に、風は良くなったようでテイクオフへ移動開始。完全にオーバーキャストしているにもかかわらず、今日もウルグー達はテイクオフ前で元気にソアリングしています。まるで早く出て来いといわんばかりに、テイクオフ前でパフォーマンス。

発表されたタスクはなんと昨日とほぼ同じのリベンジタスクです。昨日のタスクストップで不完全燃焼していたので、きっちり借りを返してやる!ルートは昨日でシュミレーションもバッチリです。

序盤は本当に渋く、強めの南風を使って、リッジソアリングで凌ぎながらCasteloの町までこまを進めます。そして今日の勝負どころがやってきました。宮田、小幡を含む先頭集団は、今日も平野部へグライド開始!宮田は今日もドングリ山塊の男コースへ単独突入を試みます。ドングリ岩盤麓に何とかたどり着きますが、ちょっと低すぎ・・・。激しいローターの中何とか、安定したリッジソアリングができる高度まで上げると、後はエレベータのようにドングリ山をトップアウトしていきます。平野部に出た集団がジリ貧低くなっていくのを横目に見ながら悠々山周りで完全に抜け出ることに成功!

 

宮田のやや先に、NOVAのコンペプロトにのるドイツのマークが先行しているのが見えますが、これまた低い!

今日こそ1000点いただき!トップを確信しながら最後のターンポイントを回り、後はヘッドウインドでゴールへファイナルグライド開始。足元にはすでにランディングしたマークを超えながらさらに先に距離を延ばします。ゴールはできなかったものの16:30にランディングし、完璧トップ。風は依然強く、すでにサーマルは終了の様子。距離争いでしたが念願の1000点獲得!やったー!とほくそ笑んでグライダーをパック。道路へ歩いていたら、何と17:00を過ぎてグライダーが飛んでくるではありませんか・・・。無常にも自分が降りたところを越えたところに次々にランディングしていきます。さすがPWCパイロットわずかなリフトを乗り継いでここまで流してきたようです。そしてフランスのシャルは15mから奇跡のダストデビル(竜巻)にのって丘を越えていったのです。

 

 

30分天下でしたが11位で915点をゲット!総合成績も9位と上がってきました。上位とは僅差です。まだまだ2日目です。この調子で表彰台をゲットします。

詳しい結果はこちらから。

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task1

いよいよ大会スタートです。朝から雲は多いものの、青空あります。大気は不安定ですが、その分曇りでも上昇風は期待できそうです。大会初日は毎回緊張します。1週間の期間があるワールドカップでは一日ミスをするとリカバーすることは非常に難しく、いきなり戦線離脱してしまいます。1000点を取るより、毎日ハイアベレージを計上することが表彰台への定石となるのがこのスポーツなのです。

 

 

昨晩降った雨で、湿度は高く雲底も低い状態は昼過ぎまで続きました。タスクコミッティは西へ40km行き、平野部を10km戻るターンポイント2つのシンプルなタスクを発表。ウィンドオープンする12:40にはテイクオフ周辺は完全にオーバーキャスト(雲に覆われて)してしまいますが、サーマルがあるのは不思議・・・。今日もウルグー達は大活躍となります。必ずどこかに飛んでいて、サーマルを教えてくれるのです。日本のカラスと同じくらいの数飛んでいます。

 

 

渋いコンディションの中、レースは集団でゆっくり進みます。とにかくキープハイ!高さがすべてです。前半宮田、小幡、小林は順調に集団でこまを進め、扇沢は誰よりも高く後方からチャンスを伺います。後半集団は2手に分かれます。高い集団は平野部へ、そして宮田集団から別れドングリ山塊へ突っ込みます。ドングリ山塊とはまさに巨大なチョコボールのような山で、周囲は垂直な岩壁に覆われている不思議な景色です。

上空の雲はさらに厚みを増し、平野部では所々、雨が落ちているのが見えます。平野部に出た集団はその雨に捕まり、レベル3を連呼し始めます。見えている雨に向かって飛んでいったのだから「そんなの当たり前じゃん!」と思いながら、宮田、小幡はドングリ山周りで悠々と迂回しながら見物です。

 

 

ところが、弱いサーマルで回しながら、次で雲庭につければファイナルグライドだ!確信したときには無線から「Task Stop!」のコールがされてしまいました。結局、雨を避け平野部で低く距離を伸ばした選手が34.1kmでトップ。たっぷり高度の残った宮田たちは31.2km28871点。タスクストップなのにわずかな距離差で大きな点差がついてしまいました・・・。

いつもタスクストップの点数は論議をかもしだします。オーストラリアのように「タスクストップコールから5分後まで距離を計上する」がベストだと思うのですが・・・。

トップ以外の上位点差は僅差です。まだまだ始まったばかりです。

詳しい結果はこちらからご覧ください。

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練習日

Casteloに到着してから2日間練習フライトをすることができました。快晴のBESTコンディションではありませんでしたが、良い調節ができました。いつもポイントになるのは、そのエリアでの装備重量のチェックとスピードバーの調節です。

 

 

Casteloのようにフラットランドを飛ぶ場合それほど翼に加重をかける必要は無く、浮き重視の重さを探ります。また、集団の巡航スピードに合わせた、アクセルバーの位置を決めなくてはなりません。ガンガンのアルプスステージでは1段目で+15km/hが基本になりますが、ここでは+10km/hで十分でしょう。とにかく降りてしまってはレースにはなりません。上昇性能が勝敗を分けるポイントとなるでしょう。

 

 

今回に向けて、宮田はBoomerang6のプロトタイプで戦います。トップスピードと滑空性能のアドバンテージを生かして、ファイナルグライドで勝負!とにかく終盤トップ集団にいれば勝機あり、そんな作戦です。

 

 

調節はバッチリ!いよいよ明日から大会開幕です。

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2008PWCブラジル プロローグ

2008年PWCシリーズの最終戦は、20063月にも開催実績があるブラジルのCasteloです。前回は真夏の雨季での開催でしたが、5本のタスクが成立し、好印象のエリアです。今回は季節的にブラジルは春。Bestシーズンでの開催に絶好のコンディションが期待されます。

Casteloの地形は基本的には平野エリアです。テイクオフは1000mほどの台地上にあり、コーヒー豆のプランテーションの一角にあります。赤茶けた大地にドングリのような形の単独峰がぽこぽこと存在していて、不思議な景色です。ヨーロッパアルプスのようながんがんのスピードレースではなく、やはり戦略と集団でのポジショニングで勝敗は決定しそうです。前回のブルガリアで気づいたことを生かすことができそうです。足も順調に回復しました。宮田得意のステージに決めるしかありません。

さて、今回のメンバーは扇沢、宮田、水沼のAerotactチーム。JPA選手育成基金によるサポートを受けた若手の小林と海外遠征は初となる小幡さんです。JPA国内リーグでのトップパイロットがどこまでPWCでどこまで通用するか期待されます。

やっぱりCasteloは遠かった・・・。日本を出発し遥々地球の裏側までたっぷり48時間かかりました。途中アメリカHuston乗換えでは、小幡さんがパスポートトラブル!?入国審査で2時間の尋問をうけましたが、何とか突破し今回の厄落としは終了。さらにブラジルに入り、リオデジャネイロからは陸路レンタカーで8時間!疲れから時間の感覚は完全に途絶え、何だかわけがわからなくなります。おかげで12時間ある時差はCasteloについたころには不思議に解消され、すっきり体調も万全です。

 

ここまで来たんだから悔いなく完全燃焼します。ご期待ください。

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PWCブルガリア エピローグ

素晴らしいコンディションが続く一週間でしたが、6本も成立する最高の大会は終了しました。上位は大混戦で6本戦い、上位5人の差は僅かに33点。秒単位での戦いを制したのはオーストリアのエルムットでした。体重は宮田とほとんど変わらない軽量パイロットの優勝です。

 

 

今回のエルムットのフライトスタイルは、自分も優勝することができる唯一の方法のように強く感じました。自分にも十分チャンスはある。オリンピック2連覇の北島選手は自分の力を信じる能力に長けていると新聞に載っているのを帰りの飛行機の中で見ました。自分も勝てるんだと言う「強い自信」自分に必要なものを今回のブルガリアで得ることができました。2008最終戦のブラジルは最後のチャンスです。勝つ自分を信じて!望みます。

ご声援ありがとうございました。

詳しい結果はこちらからごらんになれます。

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